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犬を迎える前に

 

犬を迎える前に知っておいていただきたいこと

犬を迎える前に知っておいていただきたいこと
 
犬種の特性、ご存知ですか?
「ラブラドールレトリバーって、盲導犬や介助犬になる犬よね?かわいくておとなしい、人の言うことを良くきく、あの犬でしょう?」

一般の方からこういう声をよく耳にすることがあります。果たしてこれはラブラドールレトリバーという犬種の正しい理解と言えるでしょうか?

答えは「血統が管理され、適切なしつけを幼少期からしっかりと受けた」ラブラドールにはイエスかもしれません。事実、盲導犬ではなくても、公園などで飼い主の方と素晴らしいパートナーシップを発揮しているラブラドールの家庭犬を目にすることもあります。でも、それは「生まれながらのラブラドール(またはゴールデン)の性質」だけによるものではない事を、まずは知っていただきたいと思います。

 
ラブラドールレトリバー&ゴールデンレトリバーの特性

本来のラブラドールレトリバーやゴールデンレトリバーの性質としては、作業が好き(元々狩猟犬として人が撃ち落した鳥を主人のもとへ運ぶために改良されてきた犬種なので、物を持ってくるのが大好き)で、人が好き、警戒心や攻撃性が低い、活動量が大きい、などが挙げられます。基本的には訓練性能もよく、とてもすばらしいパートナーになり得る犬種です。しかしそうなるためには、人間側の知識・努力が不可欠です。

まずは「活動量が大きい」という点にご注目ください。ラブラドールもゴールデンも、特に若齢期には、1日にかなりの運動量を必要とします。したがって、毎日犬の運動に割く時間をきちんと取れるご家庭以外にはお勧めできない犬種です。また特に1歳くらい(人間でいう20歳くらい)までの子犬は、(当然ですが)人間にとってしてほしいこと・してほしくないことの区別が分からない上にエネルギッシュですから、大事なものを壊したり、高価な家具をかじって傷をつけたり、皆さんの洋服や手足にかみついて痛い思いをさせたりと、困った行動もたくさんするでしょう。「かわいいぬいぐるみみたいだったのは最初だけで、気がついたら怪獣みたいになっちゃってた」なんてことにならないためには、これら「犬に悪気はないけれど、人にとってはしてほしくないこと」を、トイレトレーニングも含め、一つ一つ教えていかなくてはなりません。この作業には、人間側の知識、そして根気と時間が必要です。犬に向き合う時間を十分に取れるかどうか、またその「人間側の努力」も含めて犬との暮らしを楽しめるかどうか、もう一度考えてみましょう。

飼い主の誤った理解が原因にも関わらず、「盲導犬になる犬だからおとなしいって言われて飼ったのに、言うことは聞かないし物は壊すし、手におえないから処分してくれ」と保健所に持ち込まれるラブラドールやゴールデンがいることは、とても残念なことです。

これら犬の特性を十分に理解し、適切なトレーニングを行えば、ラブラドールもゴールデンも、いいえ、それ以外の犬種だって、皆さんのすばらしい伴侶となるでしょう。

 
遺伝性疾患について
どの犬種もそれぞれに代表的な遺伝性疾患を持っています。ラブラドール&ゴールデンの場合、股関節形成不全(CHD)、肘関節形成不全(ED)、進行性網膜萎縮(GPRA)などが主なものとして挙げられます。
これら遺伝性疾患の管理に最も重要なことは、発生因子を持つ可能性の高い犬を繁殖に用いない、つまり無計画・無秩序な繁殖を行わないことです。

しかし、大変残念なことに、近年日本国内でラブラドールやゴールデンの上記遺伝性疾患の症例が多く報告されています。NPO法人日本動物遺伝病ネットワーク(JAHD)によると、2000年から2001年にかけ、国内でペットとして飼われているラブラドールレトリバーを調査したところ、実に46.7%に股関節形成不全の発生が認められました。これは、米国での11.7%に比較して4倍近い発生率となっています(JAHDホームページより)。股関節形成不全だけでこの数字なのですから、その他の肘関節形成不全、眼疾患、心臓疾患なども含めると、一般で飼われている半数以上は何らかの疾患を発症もしくはその危険を持っていると推測されます。
10年以上を一緒に過ごすパートナーです。病気を抱えて大変な思いをさせないため、またそういった病気で苦しむ子を国内から減らしていくために、犬を迎える際には、これら健康面での血統管理がきちんとなされていると信頼できるショップやブリーダーを探しましょう。

 
成犬を飼うメリット

生後2ヶ月の仔犬が¥120,000で売られていたのに、数ヵ月後に行ってみたら同じ犬が¥50,000で特売されていた―― ペットショップの店頭ではよくあることです。

国内の多くのペットショップでは「犬は生後間もないほど価値が高く、大きくなるにつれて商品価値がなくなり値下げされていく」のが当たり前になっています。ひとつの生命としてはその価値になんら変わりはないはずですが、犬の見た目のかわいさだけに商品価値を見出しているために、このようなことが起こります。

「ペットショップで偶然見つけて、かわいかったから」とおもちゃでも買うような気軽さでペットを購入する人がいる一方で、犬と暮らした経験のある人の中には、「もう自分たちも年だから、また仔犬から飼い始めて一つ一つものごとを教えていく労力は払えないけど、どうしてももう一度犬と一緒に暮らしたい」という理由で成犬を求める方たちもいらっしゃいます。しつけされた成犬を家庭に迎えるメリットは、

  • 排泄などの基本的なしつけができている
  • 犬の個性(好きなもの・嫌いなもの(他犬、子供など)、できること・苦手なことなど)が予め分かっているので人間側の対処がしやすい
  • 犬の大きさ(体高・体重など)が分かっているので、家庭環境とのマッチングがしやすい

などがあります。

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