社会福祉法人日本介助犬協会
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よくある質問

   
 
目次
Q1.介助犬が誕生したのはいつですか?
Q2.オス・メスどちらでも介助犬になれるのですか?
Q3.犬種は決まっていますか? どんな犬が向いていますか?
Q4.お店やスーパーにも自由に入れるの? 交通機関を自由に利用出来るの?
Q5.毎日働いてストレスはかからないのですか?
Q6.食事や散歩、排泄など毎日の世話は誰がやるのですか?
Q7.どのくらい費用がかかるの? その費用は誰が負担するの?
Q8.介助犬になるまでにどれくらいの期間がかかるのですか?
Q9.介助犬は、どのような訓練をするのですか?
Q10.訓練でいちばん大変なことは何ですか?
Q11.介助犬のトレーナーになるには、具体的にどういう勉強をするのですか?
Q12.介助犬は何歳位までお仕事ができますか? 引退したらどうなるのですか?
Q13.介助犬は日本に何頭いますか? 世界には何頭いますか?
Q14.介助犬の支援の為に私に出来る事はありますか?
Q15.介助犬を見かけたらどうしたらいいですか?
Q16.身体障害者補助犬法ってなんですか?
 
 

介助犬の基礎知識

介助犬の基礎知識
 
Q1.介助犬が誕生したのはいつですか?
1975年にはじめてアメリカで介助犬が生まれました。
日本では、1992年にある一人の女性がアメリカから介助犬を連れてきたのがはじめての介助犬です。
それから1995年1月にはじめて、日本で生まれて日本で訓練を受けた介助犬グレーデル号が誕生しました。
 
Q2.オス・メスどちらでも介助犬になれるのですか?
 オス・メスには関係なく適性があれば介助犬になれます。
 
Q3.犬種は決まっていますか? どんな犬が向いていますか?
 現在、日本の介助犬のほとんどがラブラドール・レトリバーです。

(しかし、アメリカではたくさんの小型犬や雑種が介助犬として活躍しています。)

当会では特に犬の種類にこだわっていませんがラブラドールレトリバーやゴールデンレトリバーなどが多いです。また犬種に限らず健康面に問題がなく、性格的に人や他の動物に対して友好的で攻撃性がなく、集中力・作業意欲がある犬が介助犬に向いています。

 
Q4.お店やスーパーにも自由に入れるの? 交通機関を自由に利用出来るの?
 「身体障害者補助犬法」という法律ができるまで、介助犬はペット扱いだったので基本的には介助犬を連れてお店に行ったり電車に乗ることが認められていませんでした。そのため、外出の時には使用者自身がお店、ホテル、飲食店、交通機関などに個別に事前交渉をしていました。

2002年5月に身体障害者補助犬法が成立し、公的施設・公共交通機関(電車・バス・タクシーなど)、2003年10月からはスーパーやお店などの商業施設・レストラン・病院・ホテルなど不特定多数の方が利用する民間施設への補助犬同伴を拒んではならないとされたので、ようやく介助犬使用者と介助犬も一般の方々と同様、どこでも利用が出来るようになりました。

しかし、まだまだこの法律の認知度が低く、介助犬を同伴しての入店を断られる使用者もいるのが現状です。当会では、一人でも多くの方に身体障害者補助犬法のことを知って頂くための啓発活動にも力を注いでいます。

 
Q5.毎日働いてストレスはかからないのですか?
 介助犬を育成する上で重要なことの一つとして犬の適性を選別していくことがあります。どんな犬でも介助犬になれるという訳ではなく、介助作業や人と一緒にいることが好きで楽しみながら作業が出来る犬が介助犬に向いています。訓練の過程で介助犬の適性があるかどうか判断し、その適性のある犬が介助犬として活躍しています。

また、介助犬は1日中、ずっと働いている訳でありません。使用者の指示があった時だけ仕事をして、それ以外はくつろいだり飼い主に甘えたり普通のペットと同じように過ごす為、働く事が大きな負担になることもありません。したがって、「はたらく犬は寿命が短い」ということはなく、定期的な健康チェックがしっかりとされているため寿命は一般のペットと変わりません。

 
Q6.食事や散歩、排泄など毎日の世話は誰がやるのですか?
 基本的に介助犬の毎日の世話は使用者本人が行います。

手や足に障がいがあっても世話ができる方法をリハビリテーションの専門家と相談しながらさまざまな工夫をしていきます。なるべく飼い主としての責任を果たすためにできることは行いますが、使用者の身体の負担となる世話は家族やボランティアに手伝ってもらいます。

 
Q7.どのくらい費用がかかるの? その費用は誰が負担するの?
 介助犬は育成に一頭当たり250~300万円かかると言われています。介助犬になるまでの育成費用は一部の自治体では助成金制度を設けていますが、その金額も組織の運営全てを賄えるほどの金額ではありませんので、費用のほとんどは、皆様からの会費や寄付で成り立っているのが現状です。

ご寄付について

当会では介助犬は無償でその使用者の方に貸与をしています。しかし、介助犬を貸与してからの犬にかかる食事代や獣医療費等は介助犬使用者が負担します。

 

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トレーニングについて

トレーニングについて
 
Q8.介助犬になるまでにどれくらいの期間がかかるのですか?
 介助犬の訓練期間は約1年です。しかし、介助犬使用者のニーズによって訓練項目や難易度が異なるので一概にはいえません。

詳しくは「介助犬が育つまで」をご覧ください。

 
Q9.介助犬は、どのような訓練をするのですか?
 当会施設で行う介助犬の訓練は大きく分けて3つあります。

「座る」「伏せる」などの基本訓練、「ドアを開ける」「物をもってくる」などの介助作業訓練、電車に乗ったり多くの人が集まる場所で落ち着いていられるようにするためのパブリック訓練(公共施設等を利用した訓練)です。

訓練の際、当会では動詞は英語、名詞は日本語を使っています。日本語の場合、動詞には「座る」の1つでも「座れ」「座って」「お座り」など様々な言い方がありますが、英語では「sit」という1つの言い方になりますので、犬も理解しやすいのです。名詞は日本語でも言い方が変わりませんので、日本語を使います。

詳しくは「介助犬が育つまで」をご覧ください。

 
Q10.訓練でいちばん大変なことは何ですか?
 その犬の得意な事(物をひろったり、車いすを引っぱったりなど)をきちんと見つけて、その良い部分を伸ばしてあげることがトレーナーの仕事であり、介助犬として向かない犬(たとえば人と一緒にいることが苦手な犬、静かに待つことができない犬、車いすを怖がる犬など)を介助犬として向かないと判断することが大変なことのひとつです。
 
Q11.介助犬のトレーナーになるには、具体的にどういう勉強をするのですか?
 今のところ、日本には「介助犬トレーナー」の資格制度はありません。
よって、介助犬トレーナーは「犬のこと」「障がい者のこと」など幅広い知識を身につけるため、自分で勉強しなければなりません。
 
■ 「犬のこと」というのは、
 
具体的には
 •基本的なしつけの訓練(SIT、STAY、DOWNなど)
 •介助作業の訓練(物を拾ったり、ドアや窓を開けたり、車いすを引くなど)
 •犬の健康管理について(体のことや病気のこと)
 •犬の行動学(犬の行動や気持ちをわかること)
 
などです。
 
■ 「障がい者のこと」というのは、
 
具体的には
 •障がいの種類や、病気について
 •介助や介護について
 •リハビリテーションについて(その障がいや病気を治す方法、もしくはそれ以上悪くしない方法)
 
などです。
 
これらのことをそれぞれの専門の方からお話を聞いたり、実際にやってみたり、本を読んだりして勉強しています。近年、「介助犬トレーナーコース」などを設ける学校や専門学校がありますが、その学校を卒業すれば必ずしも介助犬トレーナーになれるわけではありません。学校などへの入学を検討する場合は入学先についてよく調べた上でのご検討をお勧めします。
 
なお、当会では、研修生制度を設けており、介助犬の育成・普及活動に携わる人材養成を行っています。詳細は「介助犬トレーナーを目指す方へ」をご覧ください。
 
 

引退後について

引退後について
 
Q12.介助犬は何歳位までお仕事ができますか? 引退したらどうなるのですか?
 介助犬として多く使われているラブラドールレトリバーの寿命はだいたい12~15歳ですが、10歳を過ぎると体力が落ちてきますので、介助犬が9歳前後になったら引退の時期を考えます。しかし、犬によって個体差があるので、お仕事の様子や健康状態を見て判断する必要があります。

引退後は、使用者がそのままペットとして引き取り2頭目の介助犬と共に暮らす場合や、ボランティアのお家で老後を過ごす場合など様々です。

 

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介助犬豆知識

介助犬豆知識
 
Q13.介助犬は日本に何頭いますか? 世界には何頭いますか?
 日本の介助犬の歴史は1992年から始まっているといわれています。現在の全国での実働頭数は「厚生労働省・身体障害者補助犬ページ」よりご確認ください。

アメリカでは1000頭以上が実働していると言われていますが、介助犬に関する法律は障がい者の人権法の中に定められています。日本のように行政への届出登録制度がないため正確な数はわかっていません。

 

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支援について

支援について
 
Q14.介助犬の支援の為に私に出来る事はありますか?
 育成が進み実働頭数が増えていくことだけが介助犬の発展ではありません。まずは、介助犬について正しく理解していただき、正しい情報を周りの人に伝えて下さい。

介助犬の存在を特別扱いするのではなく、自然に受け入れられる社会を築いていく事が、障がい者と介助犬の本当の意味での社会参加につながっていくのです。

 
Q15.介助犬を見かけたらどうしたらいいですか?
 「介助犬」と明記されたハーネスや首輪、コート等を着用しているとき、 その犬は仕事中です。勝手に犬に近づいて撫でたり、大声で騒いだり、 食べ物を与えたり、手を出したり、気を引こうとしたりせず、温かく見守ってください。

ただし、介助犬がいるからといって何でもできるというわけではないので、困っている様子があれば「何かお手伝いしましょうか?」と使用者の方に声をかけてください。

また、介助犬がお店や交通機関やホテルなどの利用を断られているところを見かけたら「介助犬は普通のペットではありません。迷惑を掛けないように 訓練をされています。」「身体障害者補助犬法で受入が義務化されているのをご存じですか?」と声を掛けてあげてください。ひとりのお客様の立場で交渉のお手伝いをして下さることが、介助犬に対する社会の認識を少しずつ変えていくことになります。

 

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法律について

法律について
 
Q16.身体障害者補助犬法ってなんですか?
 「身体障害者補助犬法」とは、障がいのある方のパートナーである介助犬をはじめとする盲導犬・聴導犬(介助犬・盲導犬・聴導犬をまとめて『身体障害者補助犬』と言います)の同伴をスムーズに受け入れ、障がいのある方の自立と社会参加を目的として施行されました。

この法律によって障がいのある方が身体障害者補助犬(以下、補助犬)と一緒に、レストランやお店・ホテルなどに入ったり、電車やバス・タクシーなどに乗ったり、職場に連れて行くことやマンション・アパートなどに一緒に住むことができるようになりました。また、補助犬の使用者は補助犬との同伴が周囲に迷惑とならないように責任をもって補助犬の行動を管理し、補助犬の体を清潔に保ち、健康に気を配ることが決められています。

しかし、まだこの法律について知らない方がとても多く、ペットの犬と同じように扱われ、お店や乗り物などを利用する際に補助犬の同伴を断られることがあります。一人でも多くの方がこの法律を正しく理解してもらえるよう当会でもイベント等で啓発を行っています。

身体障害者補助犬法についての詳細は「厚生労働省・身体障害者補助犬ページ」よりご確認ください。

 

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